生きのびるための事務

サバイバルに事務能力って役に立つん?って感じのタイトルですが、
事務作業を疎かにしては何も成し遂げられない
がテーマの本です。

「好きなことをやり続けて生きていく方法」を、独自の視点から語っています。
マンガなので入りやすく読みやすいですが、絵はややシュール。
電車の中で男性が読んでいても違和感のない絵ですね。

 

物語は主人公の家に居候する「事務作業しかやらない」ジムという友人から始まります。
ジムは、将来なりたい自分を実現するために「事務作業」をしていくというアイデアを提案してきます。

経営者としてのマインドとして、お金とスケジュールの管理が大事、ということです。


とはいえ、帳簿つけとか細かい作業を全部自分でやりなさいってことではなくて、実際の作業は人を雇ったり誰かに頼んでもいいけど、自分の資金を何に使うかとか、いつまでに何を実現したいかとか、そのベースにある考え方は自分が持っていなきゃいけないですよね。


事務とは自分の行動を言葉や数字に置き換えること だと言っています。

 

「否定すべきは《己》ではなく、己が選んだ《方法》のみである」という言葉が印象的です。やりたいことの実現には自分の才能や能力は関係なく、「方法」が全てだというのです。

 

続けることは、誰も傷つけることがない一番強い戦い方で、上手くいかないときは、自分のアプローチ方法を疑う姿勢が大切です。「自分のやり方がおかしいのかもしれない」「上手くいかないのはどこかの工程に問題があるのかもしれない」と考えてみる必要があると気づかされました。

 

人を責めるな、仕組みを疑え的なテーマの本、最近多いですよね。

この絵、なんだかジワジワ染みるので、何度も読み返しちゃうんだろうな。

生きのびるための事務

生きのびるための事務

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