ポテチを異常に食べる人たち~ソフトドラッグ化する食品の真実~

【食事は大事ですが、やり過ぎはストレスに】

スナック菓子なんて身体に悪いから止めなさい、という本ではありません。

この本の「はじめに」に次のように書かれています。

*-----------------------------------------------*
人間というものは「わかっちゃいるけどやめられない」ものを誰しも最低一つや二つは持っており、心と体の健康維持には、それを完全に断つより、どうにか折り合いをつける方策を探るほうが賢明(以下略)
*-----------------------------------------------*

人間が本能的に求める「甘み・うま味・脂肪・塩味」。

甘み=エネルギーになる炭水化物や、熟した果物
うま味たんぱく質
脂肪=食物の旬の時期の「脂の乗った」状態
塩味=ミネラル

 

これらを好むのは、栄養や必要な成分を摂れるようにという生物的・本能的な欲求。
食べ物の自然な「味」ではなく合成・精製された調味料から、現代の肥満や生活習慣病がはじまっているのだそうです。

 

いくら好きでも、満腹の時に焼き芋は食べられない。
でも、芋ようかん<スイートポテト<おさつスナックのように、
調味料や油が多くなればなるほど「別腹」になっていく=食べ過ぎてしまう。

 

普通の食べ物は噛まないと味がしないのに、スナック菓子は口に入れた途端にうまみがありますよね。

この点で、スナック菓子はタバコやコーヒー、チョコレートと同じような中毒性・依存性のあるもの、ということだそう。

そして、砂糖や脂をスナックで急激に摂ると、血糖値の乱高下(すぐ上がるが、すぐ下がる)でインスリンの分泌がおかしくなってしまう。

 

しかも噛まないと脳への刺激もないし、自律神経の働きにも作用しない。

ちゃんとご飯を食べて、それでもどうしても食べたくてお菓子を食べるなら、多少は肥満になるかもしれないけれど、スナック菓子と清涼飲料水を食事代わりにして、栄養失調や病気になるほうがずっと危険だよ、というお話です。

 

ただし、これは自分で判断できる大人向けの話。


スナック菓子の人工的なうまみに慣れると濃い味でなければ満足できなくなるし、高カロリーのスナック菓子で食欲がなくなり、夕食を食べないと栄養失調になったりするので、大人が子供に積極的にスナック菓子を買い与えるのは止めよう!

というくだりには、激しく同意します!!


★必要悪な依存か、危険な依存症か?

食べて「おいしい」ならまだ良い、「おいしさ」ではなく「快感」のために食べているなら、心の健康のための依存ではなくて、やめたいのにやめられない「依存症」かも?


★良くないのはスナックを食事にしてしまうこと。

スナックのカロリーが高いからと言って、その後に食事をしないのはNG。
カロリーだけ見てもダメで、栄養失調や病気につながる。

「小腹の足し」「間食」のつもりでも、残業時などのスナック菓子は、食事になってしまっている。


★子供にスナック菓子を食べさせることの危険

高カロリーのスナック菓子で食欲がなくなり、夕食を食べないと栄養失調に。

清涼飲料水は砂糖のかたまり。
ぬるくして飲んでみて、甘ったるくベタベタ気持ち悪いのは大量の糖分が入っているから。

スナックで人工的なうまみを摂り続けると、短期間で味覚が変わる
(濃い味でないと満足できなくなる)


★欧米人は太る、日本人は糖尿病になる

日本人は遺伝的に、太りすぎるよりも糖尿病になるほうが早い。

 

とはいえ美味しいスナック菓子、うまく付き合っていきたいものですね。

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。